シンコ@光洋 夏が来ればシンコが食べたくなる。
なぜなら、シンコは文句なしに美味く、また夏の始まりにしか食べられないからだ。(言うだけ野暮か)
コノシロの若魚のコハダも寿司種としては抜群の素材だけど、シンコはそれとは異なる食感と味覚があり、シンコ独自の旨さを持っていて、初夏を迎えるとぜひとも食べたくなる鮨である。
このシンコは店泣かせということでも有名だ。
シンコは、なにしろ値の高い魚であり、走りの頃はキロ5万円を超えるのは当たり前で、旬の国産マツタケを軽く超えてしまう。こんな高価なネタを、仕入れ値段相当の値で出せば、鮨一貫とんでもない値段となり、とてもその値段では出せず、シンコを出すならば店は赤字覚悟で出さねばならない。
さらにシンコは夜店の金魚すくいの金魚なみのサイズの魚ゆえ、そんな小さな魚を一定量の数捌くだけでも、気の遠くなるような話だ。
さんざん手間暇かけて、それでやっと出しても、赤字が必然という鮨では、店主にモチベーションが上がるはずもなく、だから九州では「うちは旬を大事にする店なんだ」とか「うちは真っ当な江戸前寿司店なんだ」とかの意地を持っている、ある意味物好きな店主のいる店以外では、シンコが出てくることはない。
以前は、福岡の安春計くらいしかシンコを出す店を知らなかったので、夏ごとに安春計に行っていたけど、(…今年も行くけど)、宮崎でも光洋がシンコを出すことを昨年から知り、本年も今年初のシンコを食いに行った。
店に入ると、なぜか店主はスキンヘッド。なにか悪いことをしたとかのウワサは聞いたことはないので、頭を丸めたのは、あら輝さんや、さわ田さんたちのニューウェーブ系寿司店をまねたのでありましょうか? 体格の良い店主が、これで背広着て街を歩いてると迫力あるだろうなあ、とか思いつつ、お任せを頼む。
さて、コースで出てきたシンコ。
美しい鮨です。
これを口に放り込むと、シンコ独特のモゾモゾし
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