マンダラ展![]()
入り口にたどり着くと、経を唱える声や、仏具の金属音が聞こえてきました。
今日ここに来たのは、チベット僧たちが曼荼羅を作成する様子と、完成したそれを壊す儀式を見るためです。
まだ時間はあるだろうと入り口近くの展示品を眺めていると、曼荼羅の完成を伝えるアナウンスが。あらっ、終わっちゃったの?色を付けているところを見逃してしまいました。あわてて入場してきた2人の女性に続き、奥の展示
室へと向かいます。少し歩くと、人だかりができているところに出くわしました。低めの壁を探して覗き込むと、そこには中央に置かれた正方形の曼荼羅を取り囲む6人のチベット僧たちの姿が見えました。
曼荼羅は、鮮やかな色で彩色されています。日本の方がこれから行われる儀式についての説明をしてくれます。壊す目的は2つ。1つは私たちの生には終わりがあることを認識するため、もう1つは、その一部の砂を川に流し竜神に届けることで、必要なときに雨を降らせてもらうためなのだそうです。そして今日はこれから荒川に、曼荼羅を壊して集めた砂の一部を流しに行くそうです。また、通訳を介し、僧侶自身による説明もありました。
いよいよ儀式が始まります。経を唱える声と、仏具の金属音が響きます。2人の僧侶が立ち上がります。一番位が高いと思われる僧は、鶏の鶏冠のような形の頭巾をかぶっています。頭巾をかぶっていない方の僧侶が持ち手の大きな線香で、曼荼羅の上の数箇所を示していきます。小さめの正方形の頂点を描いているようにも見えます。するとそれに続いてもう1人が、その場所を手にした棒状のものでつついていきます。それが終わると、今度は、線香で正方形の四隅を指していきます。続いてその頂点から中心部に向かってさっと色の混じった砂の筋ができます。観客のあっという声に包まれながら。そして今度は、4つの辺の中点から中心部へと筋ができました。やがて残りの4人の僧侶たちが、白い布で砂を中央部に集め、画は完全に崩れました。そこには、下絵となった線が現れていました。
壊した曼荼羅の砂を頂けたのは、ついていたと思います。砂のように風の一吹きで消えてしまうような、そんな存在に過ぎないか
(1/2) Suivante»
Commentaires(4)|コメントを書く
List all categories
Les commentaires récents
À propos de l'auteur
このブログを友達に教える