私待つわウガンダのアミン大統領といえば、なぜか日本では康芳夫さんが猪木の異種格闘技戦の対戦相手に指名したことでプロレスファンには知られた存在ですが、勿論世界的には大量粛清をしたアフリカの独裁者として有名であります。ホラー映画ブームの80年代には彼の伝記映画「食人大統領アミン」なんてそのものズバリなタイトルの映画も日本で公開されました。そんな血も凍る恐怖の暴君アミン大統領を、なぜか気のいいゲイ役でお馴染みのニコニコデブくん名優フォレスト・ウイテカーが熱演して映画賞を総舐めにしたのが「ラストキング・オブ・スコットランド」という長ったらしい名前の映画。この映画の主人公はしかしアミンさんではなく、スコットランド出身の青年医師ニコラスくん。代々医者という名家のボンボンだが強権的な父親への反発や独立志向、ワカもん特有の冒険心などモロモロの理由で医学校を出た直後に僻地医療を志願する。家族での夕食を終え戻った自室で地球儀をクルクル回して指が押さえた国に行くと決めるが一回目の試行で出たのはカナダ、でもう一回回して指したウガンダへ出立というシーンの作りがうまいなあ。ニコラス君は飛行機とバスを乗り継いでウガンダ奥地の任地へと向かうが、早速道中現地の女性をナンパして女癖の悪さも披露。この子大丈夫かいな?という心配は映画が進むにつれてドンドン現実化していく。任地では先輩のベテラン白人医師がすでに仕事中。医者修行に精出すニコラス君だがまたしても持ち前の女癖で先輩医師のカミさんに手を出してしまう。冒険気分の若造と、僻地医療のベテランで人格者の先輩とでは土台意識も全く違うのはわかっているが、なんせナンパ師で鳴らす彼に奥さんも困惑気味。とそんなある日クーデターで政権を掌握したアミン大統領が遊説で勤務地にやってくる。熱狂する現地人の様子に興奮するニコラス君だが当地でのクーデターの日常茶飯ぶりを知悉してる先輩夫婦は至ってク-ル。とそんな遊説の帰り道アミンさんの乗る車が水牛と衝突。そこに通りかかったニコラス君は肩を脱臼してパニック状態のアミンさんをたちどころに治療して知己を得る。僻地医療の現実にいささか退屈してた上に女性問題まであって田舎暮らしとオサラバしたかったニコラス君はまんまとアミンさんの主治医に納まり、初期の志はサッサと放り出して首都に移住。黒人ばかりの側近の中で異例の外国人にして白人のスタッフとなる。田舎では熱狂的に歓迎されてニコラス君がカリスマを感じたアミンさんだが、暴力革命で政権を奪取したところで政権の基盤は脆弱そのもので裏切りや政変の恐怖から疑心暗鬼の毎日。ウガンダの旧宗主国はイギリスでイギリス人外交官がああだこうだと政権運営に意見をしてくるのも頭痛の種。イギリス人を敵視するスコットランド人ニコラス君はアミン大統領の鬱屈に深く感情移入しますます二人の仲は親密になっていく。おしゃれな
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