捕れ捕れピチピチカニ漁船命に別状がないからこその冗談です。怒らないでね。
DVDをもう一枚。
「月世界征服」
1950年のアメリカ映画。日本では翌年公開されたそうだ。
アメリカ陸軍主導によるロケット計画は、打ち上げ実験の失敗によって暗礁に乗り上げる。
もはや政府はこの計画に予算をつけてはくれないだろうと判断した推進者のセイヤー将軍は、自動車および航空機の分野で成功を収めている実業家のジムに話を持ちかけ、民間企業の共同開発による月ロケット計画を進めることにする。
やがて原子力ロケットを搭載した月ロケット“ルナ”が完成。
しかし、原子力ロケットを不安視する政府当局は、打ち上げ実験を認可しない。
業を煮やしたジムは、実験抜きで、本番の打ち上げを実施することに決め、セイヤー将軍、ロケット設計者のカーグレイブス博士らとともに、月を目指して飛び出す。
打ち上げに成功し、ロケットは月に到達するが、月着陸時の逆噴射に燃料を使い過ぎて、月の引力圏離脱が難しくなってしまう。
やむなくカメラなどの実験機器や、通信機、宇宙服まで、何もかも月に捨ててロケットの重量を軽くし、辛くも月からの脱出に成功するのであった。
人類初の月旅行をテーマにしている点で、以前DVDで観た、「宇宙旅行」というソ連映画と同工異曲である。
月に行って帰ってくるだけのシンプルな映画だから、どちらがより現実的かを、比べてみたくなる。
現実の月ロケットをイメージすると、15年前の「宇宙旅行」の方が多段式ロケットである点で現実に近いが、ロケットが直立した状態から発射される点や、ベッド状になった座席でそのまま加速の際の重力に耐えるというスタイルでは「月世界征服」の方が実際に近い。
「月世界征服」では無線通信もあるしね。
一長一短というところではあるが、15年後の映画がそれではいかんだろう(苦笑)
とは言え、この後作られる日本のSF映画でも、宇宙ロケットは多段式を採用せず、ロケットがそのまま真直ぐ直立して月に着陸するパターンは踏襲されており、映画内の描写としてはノスタルジックなレトロフーチャーを感じさせて、好きだ。
まあ、ロケットのデザイン自体もこの映画のものとそっくりなのはご愛嬌だが。
途中で、船外活動中に博士がうっかり命綱から手を離し、宇宙空間に漂い出てしまい、それをジムが酸素ボンベの噴射を利用して救助に行くところは、なかなか良い。
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