8月1日、今年は灯ろう流しに。

昨年、夏の帰省の新幹線の中で、車内誌『トランヴェール』に掲載されていた伊集院静氏の「花火に祈る」というエッセイをごらんになったNagaokan-Tokyoiteのみなさまも多いのではないでしょうか。

-かつて長岡の知人に招かれて花火を観覧したとき、その花火に向かって静かに手を合わせているお年寄りの女性を見た。「奇妙なことだと思った。」けれど、後でその知人から、長岡花火が空襲で亡くなった人々への鎮魂の花火であることを教えられた。思えば、日本が焼け跡で敗戦を迎えたこの季節を、もう一度かみしめてみることも大切ではないか-正確さには欠けますが、大体そんな内容でした。

1945年8月1日。
この日夜、長岡市は米軍B29爆撃機による集中的な焼夷弾空襲を受け、約1500人の市民が死亡、市街の8割が灰燼(かいじん)に帰しました。ネットで調べてみると、このとき投下された弾薬量は約925トン。ちなみに、東京大空襲の投下弾薬量は約1800トンだそうです。わずか人口8万人(当時)の都市が、他に例のないほど執拗な、ほぼ根絶やしに近い攻撃を受けたことがわかります。長岡空襲は、一般市民が巻き添えになった空爆として、世界史上に刻まれるべき惨禍であると、筆者は思います。

さて、長岡まつりといえば世界一の大花火大会がクローズアップされがちですが、今年も8月1日を中心に長岡まつりの大切なイベント、平和関連行事が行われます。特に灯ろう流しは今年で27回目とのことで、恒例になりました。柿川(ここも当時、大勢の方が亡くなったとか)の追廻橋下流で7時から8時半までだそう。
http://nagaokamatsuri.com/omoi.html
今年は、8月1日が日曜日。花火にあわせて帰省するNagaokan-Tokyoiteのみなさま、今年は週末から休める方も多いのでは?久しぶりに前夜祭に繰り出しながら(小さい頃の前夜祭のワクワク感とか、旧・厚生会館のところで食べたかき氷とか、ああ、思い出すなあ…)、平和を願うこれらの行事にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

2010/07/28




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