PATH of INDEPENDENCE (平原 綾香)デビュー曲「Jupiter」で有名な女性歌手、平原綾香の5枚目のアルバム。
いかにも彼女のCDらしい静かで穏やかな一枚だ。これを良しとするかで、本作の評価は決まるだろう。
1曲目の表題曲「Path of Independence」のイントロから美しいピアノの旋律が耳に流れ込み、「ノクターン」、「星つむぎの歌」へと続く。「空に涙を流したら」の歌詞は、歌詞自体のせいか歌い方のせいか、いまいち流れが良くない気がした。特に「チャカ・カーン」の部分は何か引っかかる。「カンパニュラの恋」の「カンパニュラ」の部分も無理に言葉を捩じ込んでいて良くない。谷村新司が作詞作曲した「朱音」は、山口百恵が歌っていたとしても不思議じゃない歌謡曲だ。自分としては、平原自身が作詞作曲した「一番星」の方が彼女にしっくり合っている気がして、聴いていて心地好い。
以前から思っている事だが、アルバム内で彼女が作詞作曲した曲の割合がもっと増えてくると、これまでになかったいいものになるだろうし、彼女自身、新たな一歩を踏み出せる気がする。
本作は全体的に平板で少し物足りない。聞き込んで染み込んでくれば印象も変わるかもしれないが、今はまだ、これまでのアルバムの方が好きだ。次に期待したい。
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