自然農法*大山千枚田 鴨川市ホームページより
「来週あたり、お米を注文しなくちゃね」と妻。そろそろ、今年の稲の育ち具合が気になる。今食べているのは、昨年のお米だものね。
私の父は既に他界したのだが、現役の頃、農事試験場の研究者として稲作の品種改良に取り組んでいた。昭和20年代から40年代にかけては、戦後の飢餓によるトラウマを背景に、収穫量の多い品種の開発が要請されていた。数限りない品種交配の繰り返しから、より収穫量の多い稲が産まれると、それぞれ農林○○号と名付けられ、デビューする場所とタイミングを見計らう。父も、そのような農林.。。号を誕生させた。しかし、結局のところ、日の目を見なかった。
一つの品種を確立するには、最低でも5世代以上の試験栽培が必要で、概ね10年は掛る。普通なら、農家に作付け奨励されるはずだが、世の変遷に比べ、10年は長過ぎた。いつの間にか米余りが提起され、作り過ぎと称して減反政策が実行されている。その結果を待つ間もなく、我々の嗜好はさらに先を走ってしまったらしい。味が消費動向を左右する。
今は、こしひかり、あきたこまちの時代だが、研究者は、次代の米にどのような課題を与えているのだろうか
知りたいものだ。
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