阪神ファン2000万人の意見?

阪神タイガース優勝時の経済波及効果の計算で有名な大阪府立大学の宮本勝浩教授が、巷では1000万人といわれている全国の阪神ファンの数を2053万人と弾き出している。

何のためにそんな(どうでもいいような)調査をしたかというと、村上ファンドの村上世彰氏が「上場はファンの声を聞いて判断したい」と発言したことを受けて、大の阪神ファンである宮本教授は「村上さんのいう『ファンクラブ15万人』から意見を聞くだけでは不十分」ということが言いたかったようである。しかしこの推計と結論には明らかな論理矛盾があるように思う。

宮本教授はiMiネットが今年7月に実施した「好きなプロ野球の球団は?」の調査結果から阪神ファンの数を推計している。その調査で阪神ファンの比率が17.7%だったことから、日本の人口(10歳以上)約1億1600万人にその比率を乗じて2053万人という数字を弾き出したらしい。iMiネット調査の有効回答数が12万人を超えているため、宮本教授も「今回の調査は標本(母数)が多いこともあり信頼できる」と判断しているらしい。

では宮本教授にお聞きしたい。統計上12万人の嗜好がわかれば、その比率から1億2000万人の嗜好が判断できるというのであれば、どうしてファンクラブ15万人の意見を聞いて2053万人の意見が判断できないのか? 日本国民1億2000万人がどの球団を好きかということは12万人に聞けばわかるのに、ファンが上場に賛成か反対かは2053万人全員に聞かなければ不十分なのか? 15万人に聞いても2053万人の意向はわからないというのであれば、12万人に聞いても1億2000万人の意向はわからないのではないか? ・・・どう考えても宮本教授の発言は矛盾しているように思えてならない。

だいたい普通に考えても、たかがネット調査の回答から日本国民全員の嗜好を推計するより、ファンクラブに入っているコアなファンの意見を聞いて全体のファンの意向を知ることのほうがより精度が高いと思われる。宮本教授は

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スポーツ
2005/10/18



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