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その中学校は男子校であったので、当たり前であるが学校内に女子がいなかった。僕はそのことをすごく不思議に思った。小学校時代、男子よりも女子と喋ることが多かった僕にとって、そのことは僕の生活が一部分そぎとられたように思われた。そしてこの学校には勉強についてはもちろん、芸術についてもすごい奴がいた。小学校の時学年最上位だった僕の成績は、中学校3年の時には学年中100番から150番をさまようようになった。頭がいい奴が集まるのが進学校であるかた、それは当然のこととして受け取るのが正しい考え方だった。しかし僕はそういう環境にうまくなじめずにいた。おまけにこの学校は書写展や絵画展というおのが存在しなかった。僕の存在は学校の中で全くといっていいほど、確立されなかった。僕はそんな中、自分がアトピーであるということでアイデンテティを確立していた。アトピーであるかないかによって、他人との境界線を作ったのだ。

学校の授業は普通の学校の2倍の早さで進み、数学に関しては中3の終わりには基礎解析と代数幾何の基本が教えられた。そしてほとんどの生徒がそれを理解していた。

無試験で上の高校に上がると僕らは制服がなくなり、校舎が海の近くから山の方へ移った。そして15人ほどの新しい生徒が入学した。それでも学年全体の生徒数は200人に満たなかった。僕らは互いに誰がどんな奴かということをある程度分かるようになっていた。

2009/01/11




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