☆第4章 最後の夏休み☆  第19話

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火曜日は午後だけ仕事をした。

定時過ぎにまりこからメール。
たまには呑みに行かない?って。

アイビスサマーダッシュの前の日、
あの台風の夜以来会っていなかったから
色々経過が気になったんだろう。

私は私で、火曜日夜はなるだけ家でメールを待っているような時間
できれば過ごしたくなかったから、すぐにOKした。

8時過ぎ、「ゆるゆる」で待ち合わせた。

「なんなの。アイツ、最近なんか調子づいてない?」
来た早々、まりこはそう息巻く。

成田さんの日記のことね。

前までとは違う、何か浮かれたような文章。
競馬日記を書いても仕事の日記を書いても。
多分それは誰が見ても気がつく違和感。

たくさんの人のいる隅で、
真面目に、堅実に生きていこうと
そう心に決めたポリシーが滲み出るようだった文章。
そんなもの今は面影もない。

自分に自信のある人の書く物。
おまけにその自信は根拠がなく浮き足立っている。
いわゆるどこにでもいる薄っぺらな感じの人。
今の成田さんはそんなふうになっている。
たったの数週間で。

「あそこまで入れ込んでるってことはさー」

言いかけて、ママが持ってきたジョッキ、掲げたまりこは
軽く“お疲れ”って。

「どうなったの?結婚しないんでしょ?」

そう思ってたんだ。
そんなふうに見えるんだ。やっぱり、はたから見れば。
私だけの思い込みなんかじゃなくって、

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最後の夏休み
2008/12/25




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