醒なる美舞【79】 23 結婚式の奇跡-2

 コンコン。

 ノックの音がして日菜子の声がした。
「お支度はできましたか?」
美舞はその時が来たのだと感慨も積もり、又これからは中々行き来できなくなる親友に一目会いたくてドアを開けた。
「ひなちゃん、この度はお手伝いありがとう・・・。」

「芳川日菜子さん。私達からもお礼を申し上げます。」
 真理亜と司狼が深々と首を垂れた。
「いえ、些細な事で恐縮です。この度は誠におめでとうございます。」
日菜子のコーディネイトは最高であった。美舞と玲で基本的には式の支度をしたのであったが、日菜子のサポートで粋なものになった。

 さて、式はとうとう始まった。

 三浦家でのガーデンパーティー形式である。三浦家の庭に、花嫁であるワンショルダーのウエディングドレス姿の今もの静かな美舞と新郎であるタキシード姿のいつもの様子の玲、そして新婦父であるモーニング姿の畏まった司狼、同じく母である“漆黒のマリア”ならではの黒いイブニングドレス姿の花嫁をも凌駕しそうな真理亜が居た。

 この新しい家族の間で結婚式と結婚披露宴が始まろうとしていた。美舞は三浦家から土方家に入る事になるのであった。

 三浦家の庭では、ピンクの胸元のリボンが可愛らしいワンピース姿の日菜子らが列席していた。日菜子も含め周囲はあたたかく見守ってくれていた。

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2009/03/20




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