醒なる美舞【76】 第22章 神の啓示-1第22章 神の啓示
「吾は神なり。」
ガガガガガガガーン!!!
プラズマが表れ、雷鳴が轟いた。
美舞の様子が急変した。体は硬くなり、蒼白となり、目は三白眼で恐ろしい形相となった。
「僕の肩が重いよ。」
先般と異なり、憑依は半分だけの様であった。美舞は気を失っていなかった。
「う・・・。何か苦しいかも・・・」。
玲とマリアとウルフは再び体躯が全く動かなくなっていた。勿論口も利けない状態であった。只見ているだけに歯痒い思いをしていた。
「美舞・・・。又、辛い目に・・・。」
誰もがそう心配していた。
「吾は神なり。」
美舞の口を借りて、先日の“吾”、神を名乗るモノが現れた。
「三浦美舞、主に告げる事あり、参った。」
一人芝居を見ている様であった。
「で、用は何?」
美舞の中の美舞が訊いた。
「三浦美舞、主はカルキなり。」
神を名乗るモノから大きな言葉が飛び出した。
「ぼ、僕がカルキ?」
美舞は冗句かと思った。
「いつだって唐突だね。」
美舞は血色をもぎ取り、ぎょろっと目の玉を戻して、又美しい元の美舞に戻ったが、体の硬直は取れなかった。
神を名乗るモノが皆の前で語り出した。
「カルキは神の中の神。主こそがカルキなり。」
厳かに美舞の口から神の声が聞こえた。
「神の国へ誘うが如何なものか。」
神はカルキである美舞に問い掛けた。
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