絶滅危惧種の保護希少野生生物保護専門員会議.10時~12時,徳島県立博物館にて.
「希少野生生物保護専門員」というのは,「徳島県希少野生生物の保護及び継承に関する条例」の中で定められていて,希少野生生物の保護に関する啓発、調査、助言等を行うことになっている.個々人が任命されるので,いわゆる委員会のような会議体ではない.だから会議など開く必要はないのだけれど,指定希少種の選定に係る助言,その保護管理の在り方に係る助言等を行いつつ,専門員間での情報交換および合意形成を図っていくために,県の呼びかけに応じて集まっている.僕もその一員で,便宜的な座長役も引き受けている.
徳島の場合,大学等で研究を本職として生き物に関わっている人はとても少なく,専門員の半分くらいは,仕事の傍らで徳島の生物について調査を続けてこられた方々.そのぶん,自然保護への想いの人一倍強く,自然保護の施策を前進させるためには労をおしまず,休みも返上して協力してくれる.それだけに,県の担当者が職責を果たそうとしなかったときはもちろん,無駄と思える事業を提案してきたり,「やっていくべきこと」について議論したいときに「できない理由」の羅列がはじまると手厳しい.今日はその手厳しさが全面に出てしまった会議だった.
「野生生物を守る」,すなわち「人々が生態系サービスを享受し続けられるよう,多様性に満ちた健全な生態系を維持する」ということは,行政にも専門員にも共通の目標であるはずだ.協力しあえる体制をつくっていかないとならないのだけれど,その隙間を埋められないのは,その目標が共有されてないからなのだろうか.今日はくたびれた..
ちなみに,徳島の条例の特徴・先進性は,指定希少野生生物(保護が義務付けられ違反に対して罰則規定が適用される種)や,保護区の指定申請を県民のだれでもができる枠組みを持つこと.保護区は指定希少野生生物が生息・生育している場所のほか,5種以上のRDB種が生息・生育している場についても,面積にかかわらず指定することができる.後者のいわゆるホットスポット型の保護区指定ができるのも,全国でもめずらしい.
大学に帰ってから,17時までの間に2つの会議.押し寄せてくる仕事..
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