履物について『履物について』
昨今、布で作る”ぞうり”が本やカルチャー教室でしきりに教えられて、その実物がデパート等で売られています。
私の幼い頃は、母のお手製のわらぞうりでした。それぞれの下駄の見覚えのために、鼻緒にちょっと赤や青の布を挟みいれる等、工夫してくれました。ズック靴はよそ行き用で、雨降りは高下駄でした。長靴は後々になってのことです。当時”雨ぐつ”がありましたが、素足で履くと、足がぬるぬるして気持ちが悪く、履きませんでした。
履物の中ではやはりわらぞうりが一番好きでした。わらぞうりを履くと、足全体に力が入り、とても走りやすかったのです。その頃、村の主要道路にバスが走るようなりました。ガソリンの臭いは、”ハイカラ”(都会的)でした。ぞうりを履いて一目散にバスの後を追いかけて、ガソリンの臭いを嗅ぐのが好きで、よく母に危険だからと叱られました。
小学校の女の先生は、着物に黒いはかま、それにヒールのある黒靴を履いて通学していました。そのいで立ちは私の憧れで、運動場に先生の靴の絵を何枚もよく描きました。夢いっぱいでした。
"About footwear"
Now quite often, how to make thonged slippers("zoris") out of cloth is taught in books and further-education schools and their real things are sold at department stores, etc.
In my childhood I usually wore zoris made out of straw by my mother. My mother made zoris, with blue or red straps inserted into them
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