パリ編33、5区にあるお店で研修しています。パリのケーキ屋さん、パン屋さんにいくと日本の方がそこで働いているのを以前からよくみかけていました。立場は賃金を伴わない、勉強としてそこで働いている研修生(学校、あるいは誰かの紹介でそこにいる)、賃金を伴う労働者(ワーキングホリデーで採用されている、もしくは正式に雇用されている、ひょっとしたら不法労働かもしれない)などです。 各自の仕事のできるレベルはそれぞれですが、私は自分が作業は遅いし、おまけに外国人でコミュニケーションや語学力に不安をもたれているかもしれないのに、2週間だけでも受け入れて下さることに感謝しつつ、研修3日目が過ぎました。
私達が学校に研修先の希望を出し、校長先生がお店のパトロンに電話をかけて、受け入れOKであれば、それで決定です。私が行くことになったのは、5区、ムフタール市場の入り口近くにある小さなお店で、このお店はパリにきて、フランスでのケーキ屋さんガイドブック、学校に置いてあった、柴田書店出版による(カフェ・スイーツ)のパリのガイド記事で知りました。何回か買いに行ったり、お店先の4席だけのテラスでお茶と一緒に味わったりして、研修にいくのなら、このお店でも、と希望をだしてそれが通りました。
お店の名前は、カール・マルレッテイ、でオーナーシェフの名前そのものです。シェフの外は、売り場担当のムッシュー・ミッシェル もう一人の製作担当マキシム、時々やってきて助っ人をしているマダム・フロランスです。以前ここに来た時、奥の厨房に白いシェフコートの女性がいたのを覚えていますが、彼女も研修生だったのかもしれません。私はマキシムのもとで作業をし、面倒をみてもらっていますが、失敗はするし、指示を間違えてしまうし(ちゃんとノートがあるにもかかわらず)、作業はのろいし、足手まといである、とは思いつつ、彼の作業をみることも勉強だ、とありがたく思っています。シェフは2年、日本で仕事をされていた方で、神戸のコルドンブルーで教師、横浜のインターコンチネンタルホテルでパテイシエをされていました。初めてシェフの横で作業をしていた時、日本語がでてきて驚きました。シェフは几帳面な方だ、と厨房に入ったとき感じました。ものは整然と置かれていて、雑多な感じがなく、明るくて、ピカピカに光っていました。作業も細かく、ていねいです。(当たり前かもしれませんが)お店のケーキはどれもおいしいです。製作にほんのすこしでも関わっていて、生地、クリームなどみているせいか、ああ、このケーキを作られているときはこうだった、ああだった、と愛着がわいてきます。
売り場担当のミシェルさんは朝一番に店先の掃除をし、ドアを磨いたり、ショウウインドウのガラスをしょちゅうふいていたり、とくるくると動いていて、プロの仕事とはなんたるかを背中をみていると伝
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