宮島狂言つづき・・・

今回着ていった着物と帯は

それぞれ父方と母方の祖母が着ていたものを縫い直した物。

父方の祖母はお茶の先生を

母方の祖母は踊りをしていたので

着物を着ていることが多かった。

毎週土曜日は

私が幼稚園から帰ったら

”お茶の教室”にお姉さま方が集まっていた。

「るりちゃんもいらしゃいよ」

などと呼ばれ

幼稚園かばんを横に置き

ちょこんと正座して参加したものだ。

甘いお菓子と苦いお茶と

小さな手で、恐る恐る扱った”お茶道具”

断片的な記憶がなつかしく蘇る。

あのころ、祖母がどんな着物と帯を組み合わせていたのかなあ・・・?

とんと覚えていないものである。

あーあもったいない。

今だったら色々見て覚えられるのにねえ。

野村万作さんと萬斎さん親子。

萬斎さんの容姿の美しさには、やはりつい見とれたけれど

声のつやでは断然万作さんの方が心に触れた。

素人にどこまで判るか!

と言われると一言もないけれど

やはり、”年季”の違いはある様な気がする。

親から子へそのまた子へ。

伝わっていく物の素敵さに惹かれる秋なのです。

ニッポンのちから
2008/10/08



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