上司が尊敬されなくなってきた訳「最近の若い奴らはいうことを聞かない!」
管理職の方から良く聴かれる言葉ですが、昨今若手社員が管理職に対して敬意を持って接しなくなっていると皆様方も感じられているのではないでしょうか
なぜ上司はこんなにも部下から尊敬されなくなったのでしょうか?
その理由として考えられるのは次の3点ではないでしょうか。
1、世の中の価値観の変化
2、会社組織の問題
3、管理職の資質
1、世の中の価値観は常に変化していますが、若い社員が育ってきた環境を考えたとき、家において子供はお父さんを尊敬していたでしょうか?学校において教師は生徒から尊敬されていたでしょうか?戦後長い間教育がないがしろにされてきた影響なのか?核家族化が進み知恵がたっぷり詰まった高齢者と接する機会が減ったためなのか?それとも他に原因があるのか?育ってきた過程において他人に敬意を払う実体験が減ってきているのかもしれません。
年長者は偉い!教師を偉い!両親は偉い!先輩は偉い!
(偉い=敬意を持って接する存在)
そのような認識が薄い人たちが、会社に入ってきて無条件に上司を尊敬するわけがありません。
2、外資系を中心に多くの会社において組織のフラット化が計られてきましたが、風通しが良くなり、非効率な中間管理職を減らせた半面、雲の上の存在だった管理職が身近なところに降りてきてしまいました。トップは現場に近くなるというメリットがある反面、今まで組織という壁に阻まれ当然偉いと思われていた管理職が、尊敬に値する人物か自ら判断できるようになってしまいました。
3、管理職に昇進なるとそれだけで「自分は偉い!」と思ってしまう人が多いようです。中には管理職になった途端、人格まで変わってしまったのでは?と思う人もいます。自分自身が上司は偉いと思っていても、部下が同じように管理職のことを偉いと思っているかどうかはわかりません。このあたりの認識に部下とギャップがあると、部下は「尊敬に値しない人」と判断してしまうかもしれません。
私(43歳)達世代は、相手が上司であることだけで上司に敬意を払うのは当然のことですが、この常識は必ずしも通用しなくなっており、今の管理職には上下関係の敬意なしに部下をマネジメントすることを求められています。
命令を部下にスムースに実行してもらうためには「俺は偉いのだから言うことを聞け!」、「部下は命令に従って当然!」といった態度で指示をしても、部下は心の底から命令を実行しようとはしません。部下の100%の力を引き出すためには、命令の正当性(背景、目的、効果)を丁寧に説明する必要があるのではないでしょうか。
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