身元不明のトラック日本ですとトラックの後ろについている「倉庫?」の横っ腹は自社の広告にもなるので、工夫を凝らしたデザインのトラックが行き交っていると記憶しています。私は「トラック野郎」の世代ではありませんが、何かそんなイメージを連想します。
しかし、南米コロンビアのトラック事情は日本と大きく異なります。この画像を見て下さい。見事に「何も書いていない」このトラックはどこの会社のものか、そして何を運んでいるかさっぱり判りません。「身元不明」そう、それが重要なのです。これは「防犯」の為に、あえて車体に何も書かないのです。この「名無しトラック」は、かつて「アフガニスタンかコロンビアか」と言われたほど、世界でも最危険国として恐れられたこの国の国情の「名残(なごり)」です。
このトラックも車体には何も書いてありません。どうやらレストランから撤去されたドリンク用冷蔵ケースを搬入しています。このトラックもどこの所属か全く判りません。
昨今は国内の治安が劇的に改善されていますが、つい数年前までは反政府ゲリラが首都を含め国内全土に脅威を及ぼしていました。トラックの所属先や何を運んでいるかが分かってしまうと、トラックが襲撃や脅迫を受ける恐れがあった為、皆が皆「存在を分からなくする事」を始め、それがあらゆるトラックに波及した為にパッと見ただけではどこの会社のトラックか全く分からない、それが「最低限の防犯対策」だったのです。
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