厚労省の分割・再編に思う 雨が降り、梅雨入りかと思わせるこの頃です。
お天気症候群の私は、じめじめとした日が続くと心まで湿ってしまいます。その中でほっと安心し、曇りの中での晴れ間を見た思いがしたのは、突然降って湧いた厚生労働省の分割・再編の話が中断したことです。
「何故今この時に、とんでもない」と率直に驚き、半ば怒りを禁じえなかったからです。こう言うと、「やはりあなたも族議員の一員か、文部科学省が長かったから」と言われそうです。が、私は教育行政に力を注いできました。だからこそ私が常に見つめているのは、次世代が生きている現在の生活の有り様であり、且つそれに連なる環境整備です。
族議員は確かに長老の中にはおられるかもしれません。若い人が何かをしようとすると必ず口を挟み、勿体ぶった正論らしき論理で前進を妨げる、それが政治家だと信じている困った人もいることでしょう。
でも私たち公明党の参院「消費者問題に関する特別委員会」の委員長を務めている草川さんは80歳ですから、年齢から言えば、長老と言えるかもしれません。しかし、後輩に「まだまだ未来は長いよ」と無言で教えて下さっている掛け替えなく大切な先輩なのです。長老とはそういう存在でなくてはならないと思います。
この問題に私がなぜ反対なのか。それは十年前を思い起こすからです。
2000年に今までの省庁は、行革の名の下に1府12省庁に統合されたのです。これで本当に良いのか、疑問の数々を抱いている私の傍らを有識者会議の意見があっという間のスピードで通り過ぎ、決定をみてしまいました。
縦割り行政はいけない、その通りですが、統合して果たして縦割り行政はなくなったのでしょうか。縦割り行政が良くないなら、それを止める方法をもっと真剣に検討すべきです。役所の根強い悪しき体質は、こんな荒っぽい方法をとらなくては何一つ変らないのでしょうか。だとしたら、余りにも情けなさ過ぎます。
私が省庁再編の際に一番危惧した点は、今、指摘されていることでもあります。
労働省と厚生省が一体となって命と暮らしに関わる広範囲な問題を、一大臣がどこまで把握できるでしょうか。様々な機能、職種を果たす約5万人の職員を管理することが出来るでしょうか。大いに疑問です。
私は省庁再編の2001年に新しく設置された大臣政務官になり、文部科学省で3年近く仕事をしました。またその後、同じく新しく設置された副大臣として2年近くを務めましたが、文部省と科学技術庁が再編になり、一緒になったのです。
文部科学省は、比較的に互いの良い面を吸収し合いながら、融合していったと思います。当然、育った文化は全く異なり、旧文部省の方は、教育行政は日々の積み重なりですから、
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