金鉱脈で株価も上がれここ掘れワンワン、“金”が出た?
3月の上旬に住友金属鉱山(5713)の株式を購入した。連結PERが15倍以下で、配当利回り1%超であったこと、また、”石油”・”金”など資源株が上昇傾向にあることなどが購入理由である。色々調べて投資しても、なかなか株価は上がらないし、むしろ下がることの方が多いかもしれない。3月4日の相場は朝から弱かったのに、住友金属鉱山の株は急上昇していた。何故か? 同社保有する菱刈鉱山(鹿児島県伊佐郡菱刈町)の本鉱床西方、山田鉱床西北西の地点において、有望な金鉱脈が確認されたというニュースが出たからである。独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が行ったボーリング調査により分かった。金品位22.02g/t(着鉱幅1.2m)と金品位21.58g/t(着鉱幅2.24m)の鉱脈で、特に高品位な部分は43.8 g/t(着鉱幅0.48m)ということである。これが菱刈鉱山の鉱量拡大につながるかどうかについては、今後の探鉱により明らかになるという。
現在採掘されている菱刈鉱山の鉱石は、一トン当たり約60gもの金が含まれており、世界最大の金産出国である南アフリカの金鉱山の鉱石の十倍近い高品位を誇る。菱刈鉱山が現れるまでは、日本最大の金鉱山は佐渡金山であった。この金鉱山は江戸時代には有数の金山であり、昭和期に入る頃まで操業しており、四百年程の間に83トンの金を産出した。ところが、菱刈鉱山は1997年に累積ベースで佐渡金山の産出量を超え、名実ともにわが国最大の金鉱山となり、2000年9月現在、109.1トンの金を産出している。埋蔵量は約260トンと推定されているだけに、現在のペースで生産しても、まだ四十年程度は生産し続けることが出来るようだ。
ところで、同社は金だけでなく、中国をはじめ鉱山資源需要の高まりを見越して、最近銅やニッケルの鉱山へも先行投資している。野村證券経済研究所によると、現在保有している鉱山の権益を時価で評価すると一株当たり1,160円、最近投資した銅やニッケルの鉱山を含めると一株当たり1,540円になると言う(Nomura21 1-2)。もしこれに今回確認された金鉱脈も含めることが出来れば、幾らになることか。現在PBRは2倍超で、一株あたり純資産は460円程度であるが、保有する鉱山権益も考慮すると、現在の株価ではまだまだ買うことが出来る水準ではないだろうか。商品ファンドや金地金・地金型コインなど商品価格に連動する資産に投資して利益を上げる方法もあるが、同社のような”金”・”銅”・”ニッケル”などの資源を持つ株式への投資も面白い。先日の急上昇は、地合いが良いところに材料が出た為なので、当面一時的に下がるかもしれない。しかし、中・長期で見ると持続的な上昇を期待
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