

現在グアテマラでは自然資源に対する先住民族コミュニティの権利確立というテーマでのプロジェクトを二つ動かしています。それに加えて去年開始したキチェ県のコッツアルにおける若者グループ支援のフォローアップ、さらに新しい活動として、先住民族法の必要性に関する理解喚起というプロジェクトも始めることとなりました。
とは言っても、総額200万円にもいたらないような金額のプロジェクトたちです。その上、先住民族の自然資源への権利、なんていうーマは日本では余り受けないのか、ほとんど寄附金も集まりません。しかし欧米系のNGOなどでは結構関心を持ってやっているところもあるようです。
さて、実際に何をしているかといいますと。
先住民族の自然資源への権利というテーマではイサバル県とキチェ県で活動しています。厳密に言うと今年の4月~9月は見直し期間としてちょっとプロジェクトをお休みして、今後の展開を再検討しているところです。
イサバル県では自然保護区(及び計画地区)における、保護区管理への地域住民の主体的参加を支援するプロジェクトを行っています。特に地域のケクチ民族コミュニティが集まって組織したイロル・キチェ・アソシエーション(AIK)の組織強化を支援しています。
この保護区では、首都に事務所を置くある環境NGOが海外のドナーや政府機関の窓口になってしまっているのですが、住民参加は謳いつつもほとんど何もできていません。相変わらず自分たちだけでプロジェクトを計画し、ドナーから資金を取り、プロジェクトを実施しています。地域の人たちはいつまで経っても「受益者」のままです。
確かに植林補助金を取ってきたりで、コミュニティの収入が増加したという成果もありますが、先の道筋が見えません。将来的にはAIKや他の住民組織と合弁体を形成して共同で保護区の管理に取り組むというのですが、AIKがどうしたら対等のパートナーになれるのかを真剣には考えているとは思えません。このままでは、住民参加を謳い文句にドナーから資金を確保する一方で、住民組織と環境NGOが合弁体に対等な立場で参加することは難しいだろうと思います。
既に同じ環境NGOが設置した類似の合弁体では、地域のアソシエーションは理事会も開催できないほど弱体化し、合弁体は空洞化しています。ドナーはどうかというと、現場の状況は環境NGOを通じての情報だけで、現場の状況を把握することも、地域住民の声を聞くこともないようです。
今回の訪問ではドナーや環境NGO含めあちこち訪問し、上に書いたような話を聞いて回り、今後の展開について考えるということをやっています。AIKとの活動については理事会の自主的運営のための支援を行っていく予定ですが、それに加えて、地
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