追記:パナマのナソ・ファンデーションから家や農作物を破壊されたサン・サンの人々の生活を維持するための支援要請が届きました。衣服、寝具、食糧などの支援が求められています。
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3月30日、パナマ西部に住むナソ民族のコミュニティ、サン・サン、サン・サン・ドルイ、サン・サン・ティグレにおいて警察によって、土地からの強制的な排除が行われ、17家族が家屋を破壊され、子どもを含め多くの住民が野宿を強いられている。警察は住居にいるナソ民族の住民に対して催涙ガスを利用して家から追い出し、ガナデーラ・ボカ社の所有する重機によって家屋そして教会を破壊したとのことである。
牧畜業者であるガナデーラ・ボカ社が所有権を主張して排除を要求したものと見られているが、排除を受けた住民の1人は「自分の土地で捕虜になっているようなものだ。何も犯罪など犯していないのに、私たちの土地を要求し、ナソ民族のためのテリトリー(コマルカ)の認定を要求しているだけなのに」と述べている。
この地域で活動しているパナマの環境団体であるACDは、これまでにも先住民族に対する警察の不正規な介入が繰り返され、人権擁護官に告発してきたものの適切な対応は取られてきていないと指摘するとともに、先住民族に対するシステマティックな弾圧政策が展開されていると告発している。[1]
この事件についてパナマの人権擁護官事務所は4月2日に声明を発表し、今回の排除が適切な手続きを経ていないことを告発し、職権の濫用とみなしている。[2]
しかしこうした状況に対しても、ナソ民族の若者は「家は再び建て直す。先祖代々のこの土地を離れるつもりはない」と語り、再度の排除に対抗する意思を示している。[3]

