開発と権利のための行動センターのプロジェクトから/地域の連携の強化

 行動センターでは、自然資源に対する先住民族の権利を確立していくことを目的に、先住民族組織の活動を支援しています。

 現在、グアテマラそして中米諸国では、鉱山開発や水力発電ダムなど様々な巨大プロジェクトが、地域に居住する先住民族の意思を問うこともなく、押しつけられるという問題が各地で起きています。これは昨年国連で承認された「先住民族の権利に関する宣言」に違反するものでもあります。
 しかしその中で、各地で地域住民の主体的な参加による運動が広がっています。地域の先住民族による協議の実施や地域の様々な団体によるネットワークの形成、国際的な運動との連携などが進みつつあります。インターネット・カフェや携帯電話など、地方都市や農村部でも、国内外の機関と直接にコミュニケーションを取れるインフラが確立してきたということも重要な要因だと思いますが、首都を拠点とするNGOや運動体の主導ではなく、問題を抱える諸地域に、様々な運動が生まれ、それらがつながりつつあることは非常に重要な動きだと思います。

  こうした中で、既にこのブログでも紹介しました「ラテンアメリカ水法廷」が9月8日~12日にかけてグアテマラ、アンティグアで開催されます。この中では次のような告発が取り上げられます。
・産業及び生活排水によるアルタ・ベラパス県のチチョフ湖の水質汚染
・エルサルバドルのトロソ川におけるダム建設によるセンスナパン水系への影響
・パナマのボンジック川及びチャンギノーラ川におけるダム建設の問題
・メキシコ、シロチィンゴにおける医療廃棄物問題
・メキシコ、マラバスコ水系の汚染
・グアテマラ、サンマルコス県における露天掘りの鉱山開発によるクイルコ水系の汚染
・ブラジルにおけるマデイラ川巨大ダム建設問題
・ウエウエテナンゴ県のサン・フアン水系の汚染
  このほかにも先住民族と環境、水、テリトリーをテーマにしたフォーラムがいくつも開催されます。

 開発と権利のための行動センターでは、こうした集まりを通じて、各地の先住民族組織が様々な経験や取り組みを共有し、問題解決に向けて取り組む力、その支えとなる様々なつながりを強化していくことが重要だと考えています。
 
 そこで今回のラテンアメリカ水法廷に向けて、開発と権利のための行動センターでは、ダム開発問題を抱えるキチェ県のイシル地域やイシュカンの地域リーダーの参加経費を支援するとともに、パナマの先住民族の代表の参加経費も支援しています。

 日本からも是非参加したいところですが、限られた予算はやはり現地の人々の参加の

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2008/09/04




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