グアテマラ:農村部の若者の問題と地域の動き

 開発と権利のための行動センターの青西です。現在、グアテマラにてプロジェクトの調整、関連調査を行っています。行動センターのこれまでの活動とは直接の関係はありませんが、サン・フアン・コッツアルで聞いた話を紹介します。
 
 San Juan Cotzalでの問題と若者グループの活動 1 (2008/5/27 インタビュー)
 
グアテマラのキチェ県北部、イシル地域は36年間にわたる内戦の被害がもっとも大きかった地域の一つです。しかし再びこの地域を暴力が支配しようとしています。地域における”マラス”の問題です。
 グアテマラでは近年”マラス”といわれる、若者たちの暴力集団が問題となっています。マラスは中米各国にも広がっていますが、都市部だけではなく、グアテマラの農村部でも問題が広がっています。
イシル地域のサン・フアン・コッツアルでも多くの若者がマラスとして徒党を組み、グループ間での抗争での殺害事件、参加していない若者への脅迫、商店主へのゆすり・たかりなどの問題が起きています。村人はこの問題を語るときには声を潜め、あたりに目をやり、地域に恐怖による支配が再び広がっていることを感じさせます。

 サン・フアン・コッツアルの女性は次のように語っています。
 若者の暴力の問題はとても心配です。どうしていくか考えなくてはなりません。サン・フアン・コッツアルには二つのグループがあり、町のなかにグループの縄張りがあり、対立を続けています。3時、4時になると若者が集まり始めます。危なくて外に出られません。
 こうした若者グループができたのはもう15年ぐらい前になります。首都へ働きに行ったあとに、こうしたグループを組織し始めたのです。でも昔は、素手や棒でけんかをしているぐらいで、死者は出ませんでした。今はピストルが出てきます。流れ弾で死んでしまった人もいます。また小さい子どももこうしたグループに巻き込まれているのです。
 村の中でどうにか問題を解決しようという呼びかけもありましたが、人は集まりませんでした。みんなが動かなければ解決できる問題ではありません。自治体の首長も、選挙前には対策を取るといっていましたが、まだ何もしていません。

 政府広報の記事によると、2つのグループに計325人の若者が参加しており、それに対して警官は7名しかいないとのことです。また警察側は「支援がありません。村の住民は怯えて告発せず、また脅されています。人的にも足りない中でなにもできません」と語っています。

(1/4) 次»

グアテマラ | 先住民族
2008/05/29




コメント(0)|コメントを書く

カテゴリー一覧
最近のコメント
プロフィール

このブログを友達に教える

コミュニティ | 有名人・芸能人ブログ | ケータイ占い | ケータイ小説 | 掲示板


画面TOP↑


powered by cocolog