手作り?いなり寿司

大学一年のときのこと。六大学野球早慶戦をサークルのみんなで観戦することになった。

前日の夜、同学年の子から電話連絡があって
「女子は明日お弁当を二人分持ってくるように、席を取るために徹夜で並んでいる男子に差し入れるから」
というのだ。
電話を切って一気に憂鬱になった。
「な-んでそんなことしなきゃいけないの!?徹夜で並んで席を取ってくれるのには感謝しますけど前日に言われたってこっちも困るんです!!」
だいたい女子がお弁当差し入れる行為自体が男子に媚び媚びするようで
キモチワルイ、ウザイ
って思っちゃうタイプなもんで、わたし。
あ~やだやだ。
いるでしょ、コンパとかで勝手に大酒飲んで(当時は一気とかすんごいやってた)潰れちゃってるようなヤツを率先して甲斐甲斐しく介護したりする女子。そういう人種と正反対に位置してます、わたし。

話しはそれましたが、で、お弁当です。
なに作ろう、なに持ってこう・・・んんんーーーーーーと考えました。
で思いついたこと。

セブンイレブンでいなり寿司を買う。
そして弁当箱に詰め替える。
手作りでーす。OK!OK!

おにぎりとかサンドウィッチなんかだと手作りじゃない、買ったな、ってバレそうだけど、いなり寿司なら大丈夫でしょ、というわけ。
早速セブンイレブンに行っていなり寿司二、三人分を調達。自宅で弁当箱に詰め替えて準備OK。

翌日集合場所に行くと徹夜組、徹夜してない男子たちに持参した差し入れを配る女子たち。
「はい、どうぞ~、お疲れさまで~す」
っていうノリ。
中にはものすごく大量に持ってきてる子もいて驚き。
私はといえば、その光景をみながら

ああ、ついていけない・・・
みんなすっごい気合入ってるな。差し入れってそんなに楽しいか?
この分だと私のは出さなくても十分足りるでしょう。うん、足りる足りる。

とおとなしくしてこっそり出さずおいてうしろの方で何食わぬ顔で佇んでました。

試合は勝ったと記憶している。

夕方試合も終了し、さて帰りましょうか、というときになって
「あ~すんげえ、腹減った」
と大騒ぎしている男子が一人。
「ねえねえ、なんか食うもんないの?」
って大きな声で言ってまわって、まだ差し入れをあてにしている。
あんなに大量にあった差し入れもすでに食べ尽くされて女子たちの反応は冷めていた。
すぐうしろで腹減った、を連発

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2004/04/30




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