野中の一本杉昔、六郷の小西地主家におかねという女中がいた。おかねは主家に忠義で飲食の節約にやかましく、下男達に少ししか与えなかった為、憎まれていた。ある年の三月の節句の餅つきのとき、合いどりして臼の中に手を入れたおかねを男達は謝ったふりをして、臼の中につきこみ殺してしまった。小西家ではおかねを哀れみ、厚く葬って塚に埋め、塚印に一本の杉を植えた。「(羽後の伝説)より抜粋」
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