人間失格(きくばりの進め) 第二話第二話 7月16日のつくば号
7月16日(金)つくばセンター発、竹園2丁目6時38分、東京行き常磐高速バス、メガライナー。メガライナーは全長15m、2階立ての85人乗りの大型バスである。日本ではこの路線しか走っていないとのことである。並木二丁目から若い奥さんと子供三人が乗り込んできた。家族は2階に上がってきた。座席の窓際は一杯で、通路側の席しか空いていない。「あら,通路側の席しか空いていないわね。」、結局、通路をはさんで、隣どうしにすわったようである。このこどもがさわがしい。朝、6時半過ぎのバスであるから、朝早くからの通勤で眠っている人も多い。その子供は通路を行ったりきたり。空きになったペットボトルで座席の通路側についている、てすりを後ろの席から、順番にポコポコと音を立てて歩き回っているのである。このてすりの方に頭をやって寝ている人もいる。うるさかっただろう。あげくのはてに「パパ!!」に電話である。とにかくうるさいのである。親が思いやりとか気を使う気持ちとかを教えていないのか。なぜ、親は子供を注意しないのだろう。デジカメが持っていたらこの親子の写真をアップしたいところだが。
単純に考えれば単なるバカな親ってことになるのだが、もっと根が深いかも知れない。この親がきくばりとか思いやりということを教えられていないのかもしれない。つくば市には多くの研究者が住んでいることは、どこかで紹介したが研究者は当然、高学歴で一般社会と隔絶した中で受験勉強をやってきた。だからマナーとかルールがわからないのではないかと勝手に思っている。当然、奥さんも高学歴だろう。このように考えると「うちのパパは偉いんだ。このバスに乗っている人とは違う」とのおごりがあるのかな?」。こうなると事態は深刻である。1億総白痴時代の再到来である。最近、早稲田大学の植草教授が手鏡のぞきでつかまった。つい最近までテレビでえらそうなこと言っていたけど。えらい人って所詮、こんな程度なのだろうか。
親が気がつかない可能性は十分にある。これは私の場合である。うちのこどもに注意された。家族で食事をしているときに「前から言おうと思っていたことだけど、食事中に鼻をかむのはやめてよ。」と別に弁解しない。納得である。社会的に見て正しい。このようなことはママが教えたわけではない。どこかでおぼえてきたのだろう。うちのこどもは私よりもきくばりについてはうるさい。中学校2年生だが、でもちょっと危ない。車で一緒にドライブしていて、前か横の車の窓から、たばこが捨てられるの見ると「パパ、あの車の横に付けて窓あけてよ」、「どうした!!」、「ばかやろう!!と言うから」。うちのこどもはえらい、と言っているわけではない、普通の常識を持っている。普通以上かも。ちょっとうるさいが。
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