NHKと政治の問題

 NHK介入問題については、告発したNHKチーフプロデューサーと、それを報道した朝日新聞側に当初から厳しい状況になっていたため、この問題を取り上げるのは見合わせていた。告発から2週間がたち、NHKと朝日新聞の対決という形になったが、NHKチーフプロデューサーの話が証拠不十分のため、新たな告発者でも出ない限り、今回の事件は朝日新聞の自爆ということで終わりそうだ。
 ネットウヨクの主張の多くは、戦犯法廷に対する批判と、放送法第三条の二(1)にある「二 政治的に公平であること。」にあるようだ。そこから、北朝鮮の代弁者(?)である戦犯法廷と朝日新聞の偏向を安倍議員が直したということで、善玉の安倍氏、悪玉の朝日新聞という結論に行き着くらしい。
 ここでは、(3)で左右の偏向についてのみ言及することにして、戦犯法廷に対する価値判断と、放送法の政治的公平規定は取り上げないことにする。朝日新聞が自爆したことについても、ここでは取り上げない。
 ここで取り上げるのは、あくまでNHKと政治についてであり、NHKとBBCの対比を試みるつもりだったが、ネット上に資料があまりなかったため、そのさわりだけとする。

(1)政治介入というよりも自主規制に近い
 今回の事件は政治介入とはいえないとする意見に次のようなものがある。
 私は、政治介入と呼べなくもないが、NHKが安倍・中川両氏に番組の話をしないこともできたはずで(その場合、予算審議中ということもあり、相当の覚悟が必要だが)、自主規制だったのではないかと思う。
 なお、検閲については、法的にみた場合、安倍・中川両氏のNHKに対する発言は、行政府によるものではないので検閲とはいえない。

NHK「介入」問題(ガ島通信)
これはNHK内部の問題なのではないか? 告発者が実名で涙の会見を行うという衝撃で、法廷や国会にも問題が持ち込まれそうな勢いのNHKの番組への「介入」問題ですが、私は当初から少し違和感を持っていました。

この問題を最初に報道した朝日新聞や一部テレビ番組は「NHKの番組の内容に意見し、その内容を変えさせた政治家が悪い」という論調のように見受けられますが、政治家がテレビや新聞に意見をするのが悪いのではなく、その意見を聞いて番組を変更したNHKが

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経済・政治・国際
Jan 23, 2005




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