高知医療センターがPFI事業を解消する方向で協議している先ほど報道機関から電話がありました。PFI事業で有名な高知医療センターでPFI事業としていた業務を、直営に切り替える方向で検討が進められていることが明らかになったそうです。
高知医療センターでは、事業計画で予定したPFIによる経費削減効果が得られず、経営状態が悪化していました。本日(6月16日)の共同通信のニュースによれば、今月8日PFI事業主体であるSPC(特別目的会社)から、PFI事業契約の合意解除の申し入れがされたとの事です。
PFIは普通30年程度にもわたる長期間の契約で、この間一定の支払いが続きます。ところが、病院の収入は医療保険制度の影響を強くうけ、長期的な予想は困難です。ですから、相当慎重な計画をしたうえで、変化に強い契約を考えておかなければなりません。PFIの先進国であるイギリスではこのようなことは数年前から問題化していますが、日本ではあまり知られていません。高知医療センターのPFI事業はこのような心配が現実になってしまったものと思います。
既に継続して述べてきたことの繰り返しになりますが、病院事業にPFIを導入するには、病院事業に関する十分な知識を踏まえた慎重で正確な事業見込み、適切な契約を締結するための、自治体側の十分な管理能力が必要です。果たしてこれらを満たすことが出来る地方自治体はどれだけあるのでしょうか。
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NHK 高知放送局のニュースより
“医療センター運営から撤退”
公共施設の運営に民間の手法を生かすPFI方式で運営されている高知医療センターの病院企業団議会が16日開かれ、民間企業でつくる運営主体が、病院の運営から撤退する意向を企業団側に伝えてきたことが報告されました。
これを受けて企業団側は、来年4月を目標に病院の運営を直営化する方針です。
高知市の高知医療センターで開かれた病院企業団議会の臨時会には、議員14人が出席しました。
高知医療センターは県と高知市の2つの公立病院を統合した病院で、全国の公立病院で初めて民間のノウハウや資金を活用するPFI方式を導入し、民間企業でつくる「高知医療ピーエフアイ」が運営していますが、4年前の開業以来、赤字が続くなど厳しい経営が続いていました。
16日の臨時会で企業団の山崎隆章企業長が、高知医療ピーエフアイから早期の経営改善の1つとして「合意によるPFI契約の終了を議題として協議したい」と、病院の運営から撤退する意向を伝えてきたことが報告されました。
その上で山崎企業長は「合意による契約の終了は、経営改善につな
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