栄枯盛衰(2) 倉敷市 GX200200/05/29 はれ
初めての倉敷の訪問でした。以前から大原美術館と水路景観などで知られていましたが、さらに1997年にデンマークのチボリ公園をモデルにした「倉敷チボリ公園」が開設され、地方都市の第三セクター方式による再開発のモデルとして話題になっていましたので、ぜひ訪ねてみたいと想っていました。
今回はその良い機会で、長年の念願がかないました。まずなによりも近代美術や東方美術の名品が収集、展示されているという大原美術館を訪ねることでした。評判どおりに、絵画、彫刻、仏教などに関する作品が身近に鑑賞することができ、美術館へたどる道程の虚しさを癒され、心豊かなひとときを過ごすことができたのでした。
倉敷駅で荷物をロッカーに預けるために、北口に出たところに目に飛び込んできたのが小じゃれたペデストリヤン・デッキと倉敷チボリ公園でした。新幹線駅のすぐ前の絶好の立地です。
旧倉敷紡績工場跡を再開発して、地域の大きな期待と不安の中で鳴り物入りで開園したものでした。しかし、わずか11年ほどで2000年の1月1日に閉園になり、私が観たのは、解体がすすめられ廃墟と化しつつある寂しい姿の公園跡でした。
思い直して駅南口に出て、景観地区に向かうために大通りをさけて繁華街通りを歩いたのですが、ここも人通りが少なく、シャッターの降りている店舗が点在して続いていました。
途中で民芸品をあつかう店にふと立ち寄って、品物を見ながら店主に話しかけたところ、運良く、この中年の店主は街の再開発をすすめているグループのリーダーでした。倉敷の歴史、街の賑わい、その盛衰と現状、いま取り組んでいる街づくりへの想いをいろいろ聞かせてもらいました。
ここでも大型店の進出による影響、旧来の市街地域の破壊、衰退の実態をまざまさと観る想いで、「開発という破壊」の現実を虚しく考えながら景観地区へ向かったのでした。
この街のスナップを紹介します。Ricoh GX200wで。
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