◆親友と旅立つサルボクにも親友と呼べる友がいます。
大学時代に知り合った彼とは長い付き合いです。
彼は陸上部。ボクはゴルフ部。
お互い「工学部電気工学科」の専攻でしたが、
200名の生徒のうち体育会に所属していたのはボクらくらい。
ジャージ姿で通学している異様なふたりは、
下宿先も近所で、ケンカもしたけど、とても仲が良かったんです。
大学卒業後、
地元関東で就職が決まった彼と、広島赴任となったボク。
離れ離れを覚悟しましたが、半年後、彼が広島転勤となり、
再会することができました。
社会人になると、
学生時代のようには、なかなか会えないのですが、
たまに会うと、一瞬で昔に戻って大騒ぎできます。
ボクの結婚式では、
彼に友人スピーチをお願いしました。
卒業旅行で一緒に行ったアメリカ旅行の話を懐かしく聞かせてくれました。
彼はボクにとって、いつも先輩のような存在です。
旅行で写真を撮る魅力は彼から教わったようなものです。
彼女ができたときも、結婚したときも、子どもができたときも、
いろんな話をしました。教えてもらったというほうがいいでしょう。
いま岡山にいる彼ですが、
家族で神戸にも遊びに来てくれて、
夫婦同士でいい付き合いをしていました。
ボクには、とっても大事な存在なんですね。
◆
そんな彼から3月のはじめに電話がありました。
「奥さんが事故で亡くなった」と。
「はぁ!!??」
そのとき街中にいたボクは、大きな声をあげ、
すぐに岡山へ向かいました。
新幹線に乗っている間も、
信じられない想いがいっぱいで、
涙があふれていました。
およそ一年ぶりの再会。まさかこんな形になるとは驚きでした。
いつも明るく、元気な彼が、泣きじゃくる姿をはじめてみました。
2歳の男の子と、生後3ヶ月の女の子がいます。
男の子が無邪気に走り回る姿が余計につらかったです。
お通夜、告別式の間も
ボクらはずっと泣いていました。
何を話すわけでもなく、
何を語るわけでもなく、
そばにいてくれたらいいと、
つらく、悲しく、泣いていました。
もう涙が止まりませんでした。
それでも彼は喪主としてやるべきこと
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