『応力集中の考え方』
九州大学教授村上敬宣氏の著書に『応力集中の考え方』(養賢堂)があります。この本の「はじめに」で村上氏は応力集中に関する問題を図入りで出題して、「即答できる技術者はどれほどいるだろうか」と問いかけています。なかなかユニークな書き出しの本です。
私は2問のうちひとつは分からなくて、解説を読んでなるほどと理解できたのですが、もう1問はすぐに分かりました。分かっただけでなく、破壊力学の分野で世界的に著名な先生がその応力集中に関する本で明瞭に解説してくれていて、すっきりというかうれしくなりました。この領域をちゃんと書いた本を探していたのですが、それまで出会わなかったのです。
その問題というのが左の図です。S10C焼きなまし材ということですからバリバリの軟鋼ですね。この材料で、左図のような試験片を作って引張ったらどの位置から破断するでしょうか、という問題です。皆さんはどこだと思いますか。
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