カブでお遍路18


明日しかない、と思った。全国的に晴れとの予報が出ている明日を逃したら、また前回のように悪天候に見舞われるに決まっている。前回は一週間延ばしたために酷い目に遭った。今回のお遍路の主目的は前回の最後に打ち損ねた明石寺まで行くことだ。大洲の先の明石寺まで行こうと思ったら、5時には出発しなければいけないだろうと予測した。
まだ暗い産業道路を南下している時、「玉野トンネル不通」の電光サインが頭上にチラリと見えた。年度末恒例の工事かなにかだろうと早呑み込みをして迂回したのが失敗だった。これで20分は時間を浪費しただろう、港に着くと眼の前でフェリーが出ていった。 次の便までは30分待たされるのでモギリの係員と話をする。あの電光サインは本当だったのかと訊いたら、「あれは20、21日でまだ先だ」という答えが返ってきた。親切にも国土交通省だか工事業者だかがフェリーの事務所へ配布してきた案内のビラを見せてくれる。やられた。このあたりが二輪の限界だ。じっくり電光サインを見る余裕などないのである。
 高松、坂出間では白バイのおかげでまた時間を喰わされた。高松市内の11号線で、私の100m程先に白バイ2台がスッと合流するのが見えた。まさかカブで白バイを追い抜くわけにもいかず、ずっと遵法運転を強いられるはめになった。その間30分、距離にしたら20km程だったろうか。こういった前近代的な交通取り締まりに出会うたびに私は暗澹たる思いにとらわれる。普段の整然とした幹線道路の流れの中に分け入って、10km/h低いスピードで流して何が取り締まりだろうか。それを抜くわけにもいかず、唯々諾々とくっついていく周囲の車も車だ。羊の群れの中に狼が一匹まぎれこんだ状態といったらいいだろうか。つくづくこの国では革命はおこらないなと思う。
 高松、坂出間の11号線は高速道路と見まごうばかりの道である。片側3車線の道路に普段は70km/hの車の流れが出来ているのを警察が知らないわけがないだろう。このような真の交通安全に繋がらない類の警察や道路管理者による規制の例は枚挙に暇がない。物陰にコソコソ隠れてやるスピード取り締まりは言うに及ばない。高速道

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バイク
2009/03/26




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