「モーニング娘。」が私に教えてくれたこと。

 ちょっと古い話題ですが、モーニング娘。が今年で10周年だそうです。「モーニング娘。10周年記念隊」とかも企画されたりしてましたよね。確か、テレビ東京の「ASAYAN」のオーディションから生まれたユニットでしたよね。早いものですねえ。もう10年ですよ。私も、髭に白髪が生えてくるわけだ。

 このグループ、ブレイクのきっかけは『LOVEマシーン』とされているようですが、私が強烈に印象に残ってる曲は『Memory 青春の光』という曲です。FMラジオを聴いていると、突然流れてきたんですね。「えっ、このハーモニー、何?」と思いました。アイドルの曲のレベルを超えてるんです。作曲のことはよくわかりませんが、きっとめちゃめちゃ難解で複雑な和声を使ってるはずです。しかも冒頭から。「♪〜ひとりぼっちがさみしいなんて」のとこなんか、ゾクッときますよね。サビの部分なんか、CDでよく聴くと、5声くらい重なってるんじゃないでしょうか。不思議な旋律のファルセットとか、アイドルなのに、急にブレイクがあってピアノと声だけで勝負する部分をつくるとか、とにかくもう、つんく♂さん、やりたい放題ですよね。レコーディング、すごい時間をかけてると思います。メンバーも旋律覚えるだけでも大変ですよね。

 安倍なつみさんがリードですね。この頃は、なっちのためのグループっぽい印象もありました。この人の声、それほど個性があるわけではないと思います。いわゆる女の子っぽい甘ったるい鼻にかかった声。それが逆にリアルだったりするんですけど。で、私がすごいなあと思うのは、なっちの声とか歌い方にみんなが合わせる感じがあるとこなんですね。だから、和声がすごくいい感じでハモるんですよね。ひとつひとつはそれほど際立ってないけれど、それが精密に合わさることで、いままでなかった質が出現する、みたいな感じです。音楽的には、徹底的に「丁寧」に作るということなんでしょうね。これ以降のすべての曲がそういう作り方になっています。『真夏の光線』なんかも、さりげなく高度なことをやってますよね。

 私は、個人的にはこの『Memory 青春の光』によって、モーニング娘。は新しい何者かになったと思っています。ひとつひとつを丁寧に重ね合わせていって、ある閾値を超えると何か別の質が出現する、みたいなことです。このグループ自体もそうですよね。ファンの方には異論はおありでしょうが、まあ、ひとりひとりは普通にかわいい女の子たちですよね。それが一人、二人、三人と集まって、ある閾値を超えると別の質が生まれる、みたいな感じですよね。きっと、足し算じゃないんですよね。でも、掛け算でもない。というか、ある閾値を超えないと掛け算にならないという感じ。その閾値はどこにあるのか、という問題はあるのですが、ある閾値を超えると、と

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広告の話 | 日記・コラム・つぶやき
2007/10/29




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