ユニクロは、日本の人民服である。

 私、恥ずかしながら、って恥ずかしがる必要はないんですが、ユニクロのヘビーユーザーです。「ユニばれ」という言葉があるように、本物のオシャレさんにとっては、あまり褒められたものじゃないけど、ユニクロって、便利でそこそこオシャレなんですよね。安価だし。

 ユニクロがいまこうしたブランドになった経緯は、ファーストリテイリング会長の柳井正さんの著書『一勝九敗』(参照)に書かれていますので、興味のある方は本を読んでみてください。広告業界にいるものとしては、やはり、ワンデン+ケネディのクリエイティブディレクターであるジョン・ジェイさんとの出会いが大きかったんだろうと思います。

 で、私がワイデンがつくったユニクロの広告について得意な顔して語るのは、同業のはしくれとしてはあまりにも辛すぎるので(だって、素晴らしすぎるんだもん)やめときますが、私は、なんとなく、ユニクロって、戦争が終わっていろいろ苦労した末に、日本人が、国家の力ではなく、自分たちの力でやっと手にした人民服のような気がするんですね。

 人民服というと、ちょっと聞こえが悪いかもしれませんが、人民服のいいところは、オシャレであるべきとか、個性的であるべき、とかいった競争原理から逃れられるところ、そして、安価なことです。その一方で、画一的、権力がこうあるべきという押しつけ、自由がない、結果としてオシャレじゃないといった悪いところがあります。

 こうした整理をした上で、そのデメリットの部分をなるだけ少なくするとどうなるか。ユニクロなんですよね。その先駆け的に、当時の西武流通グループ、後のセゾングループが立ち上げた無印良品だったりするのですが。

 戦争が終わって、みんな貧しくなりました。そして貧しいまま、自由が入ってきました。いままで、みな同じような服を着ていたのに、戦後、衣服に関して言えば、長い間、オシャレの自由を満喫したい人は、高価なブランドを買い求めるようになり、その一方で、オシャレの自由競争がじゃまくさい人は、スーパーマーケットの衣料品売り場で安いけどださい服を買うしかなかったのです。そして、その構図をぶっ壊したのが、ユニクロだと思うのですね。

 ユニクロに行くと、いろんな人がいてて面白いですよ

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日記・コラム・つぶやき
2007/09/07




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