第5話:犬は家族? それとも? ペットに10万円かける女たち第5話:犬は家族? それとも? ペットに10万円かける女たち
~ペットを看取るということ 天国の犬からの宿題~
今回は、第5話です。
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いくつになっても、自己分析は難しいものである。
しかし「自分取り扱い説明書」と問われて最初に浮かぶ答えは、
「楽天家」である。
先のことはできるだけ思い煩わず、直感に従って行動できるように
努力をしているつもりである。
ところがピピと出会った1997年7月以来、私は先の不安を
感じるようになっていた。
前回書いたように、ピピが当初より病気がちだったということも一因だった。
しかし私が何よりも恐れたことは、「喪失」だった。
そしてそれに比例して、私の中のピピを喪失することへの、
理を超えた恐怖心は増大した。
そこで私がしたことは、まだ生後6カ月であるにもかかわらず、
「ペットロス・カウンセラー」の情報収集をすることだった。
1998年当時、まだ耳新しかったその言葉は、ペットを失ってうつ状態に
なった人を助けるための心理療法と考えられていた。
私はペットとの突然の別れ、そして自身が立ち直れずに仕事が
できなくなることを心底恐れていたのだった。
「その時」に備えて、多くの記事の切り抜きを集めてファイルし、
私はやっと安心できたのである。
しかし、実際直面した出来事は、それらの準備が手助けとなって
コントロールできるようなものでは、到底なかった。
昨年12月27日にピピに旅立たれて以来、私はファイルした切り抜きを見る
ことさえできないほど、打ちのめされていたのだった。
人はなぜ、それほどまでにコンパニオン・アニマルに深い愛着
(アタッチメント)を持つのだろうか。
それとも私だけが、小さな命に固執しすぎているのだろうか。
この調査で「ペットの存在は自分の命に代わるもの」という回答が
あるのを知り、私は2つの思いに包まれた。
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