元祖アイドル歌手の決め球

アメリカにいたとき、たまに英語が異様にうまい日本人に会うことがあった。発音が、アメリカ人と変わらないどころか、私にはアメリカ人よりもきれいな発音に聞こえた。そういう日本人がたまにいて、まァ、全員、女の子でしたがね。

外国語でも、しゃべる能力と読む能力はまったく異なる。私はアメリカに四年間いたけれども、しゃべるほうはちっともうまくならなかった。そりゃ、日常会話とか、思っていることを相手につたえることはできる。ですが、発音のほうでは、アメリカに来て半年の女の子に負けてましたね。

私がついぞマスターできなかった発音が「サード」である。「ファースト」「セカンド」「サード」の「サード」だが、とくに日本人にとっていちばん発音が難しい単語ではないでしょう。スペリングだと「THIRD」で、まず「TH」の発音が難しいうえに、「エ」の口の形で「アー」と言わなければいけないのだが、これができない。いくら練習したって無理なものは無理なのだ。

それを、今の日本人の若い女たちは、あっさりとクリアーしていく。いったい、なんなんだろうね。

口の筋肉の運動神経ではないか。私はそう思っている。まァ、口といっても、口の筋肉、舌の動かしかた、のどの使いかた、呼吸、いろいろ含めてですヨ。ただ、発音というものはフィジカルなものです。運動神経であり、身体能力なんだ。野球のボールを投げるのでも、できるヤツはビュッとカーブでボールを曲げられたり、ガクンとフォークボールを落としたり。ああいうのも、そりゃ練習量もあるんだろうが、得意な人と不得意な人がいますよね。ことばの発音というのも、私がヘタだからいうわけではないですが、そういった才能ではないでしょうか。

日本人で、英語の発音がうまい歌手。男ではフランク永井。女では雪村いづみ。特に雪村いづみは、舌のまわりかた、口の筋肉の動きが人一倍優れている。今、ガイジンっぽく歌うのが得意なJポップのシンガーがたくさんいますけれどもね。昭和十二年生まれで、戦後から二十年間くらいの間に活躍した歌手の中で、英語の曲をで歌わせて雪村いづみにかなう人はいません。

もうひとついえば、英語だけってわけでもないんだ。フランス語だろうがイタリア語だろうが、どんな外国語でも口マネで何とかしてしまう。早口ことばが得意そうで、肺活量もあって、声量も抜群で、これだけ外国の曲が得意な人というのはいないと思います。

女が歌った流行歌で、洋風なもの。アメリカ人にもうけそうな、ポップスといえるようなもの。演歌やブルースはとりあえずのぞきますヨ。まァ、女声ポップスというと、笠置シヅ子が最初で、次が暁テル子、そして雪村いづみ、最後にザ・ピーナッツ。この四人、まァ、ザ・ピーナッツはデュオなんで、こ

(1/3) 次»


2007/06/25




コメント(1)|コメントを書く

カテゴリー一覧
最近のコメント

新着記事をメールで通知
このブログを友達に教える

待受・4コマ | 有名人・芸能人ブログ | ケータイ占い | ケータイ小説 | ニュース | 掲示板



画面TOP↑



powered by cocolog