ゴリラを捜しにアマゾンへビールのツマミをオーダーした後、若旦那に外出許可を頂く。簾(すだれ)の隙間から、三省堂書店から漏れ出る光が見えたからだ。昭和の香り漂う、否、昭和そのものがそこに残っている老舗の酒場。コの字型をしたカウンターの向こうで、パリ・サンジェルマンのレプリカを着た若旦那が笑顔で頷く。中瓶にビールを少し残した状態で、店を飛び出す。
「本の街」神保町の夜は早い。20時には大型書店の多くがシャッターを閉じる。取り置きしてもらっていた三沢光晴さんの追悼雑誌は無事に入手できたが、もう一つのお目当てである『サッカーキング』は見つからなかった。書泉グランデ、書泉ブックマート、そして三省堂書店にもない。苦戦の要因は想像を上回る売れゆきか、想像を下回る発行部数か。
藁にもすがる思いで東京堂書店「ふくろう店」も覗いてみる。なんて素敵な店名だろう。ここで発見できたらドラマだったが、そんな簡単なものではない。結局手ぶらでトボトボ酒場へ戻る事になった。テーブルに置かれた炒豆腐はまだ温かかった。それにしても雑誌一冊丸ごと特集を組まれるなんて、なんだかとてつもなく凄いではないか、長友佑都よ。
作戦変更、インターネットでゴリラを捕獲する。日本代表との兼務で多忙を極める長友。疲れが
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