従業員持株会

以前、前に勤めていた会社の同期入社の友人と話をしていて驚いたことがありました。
彼が
「給料から生活費を引いた余裕資金は、ほとんど従業員持株会に入れている」
と言っていたからです。

その会社は、とても“かたい”会社だったし、持株会に拠出した資金に対して会社が5%の補助をしてくれるということで、ほとんどの社員は、額の多寡は別にして持株会に参加していたように記憶しています。それにしても、貯蓄代わりというか余裕資金をほとんど持株会に、とはねぇ。

米国のエンロンが破綻したときに、資金をほとんど自社株の購入に充てていたために、職もお金も失ってしまった、という人がテレビに出ていたのを思い出してしまいました。

従業員持株会は、基本的にはいい制度だと思います。会社が奨励金を出してくれるたり、毎月少しずつ資金を出して長期的な資産形成に役立てられるからです。会社にしても、持株会が安定株主として機能するのを期待しているわけです(実際、上場会社でも、従業員持株会が第何位かの大株主になっているところもいくつもあります)。

しかし、先のエンロンの例ではないですが、個人資産に占める割合があまりに高くなることは、言ってみれば『会社と運命をともにする』ことに他なりません。

資産形成の原則が、“長期投資、時間分散、資産分散”であるとするならば、同期の彼のような方法は、“長期投資、時間分散”はできているけど、“資産分散”が全くできていないことになります。

まあ、彼のような極端な人はなかなかいないでしょうが、長く続けていると、知らず知らずのうちに「持株会に拠出している資産の比率が高くなっている」ことはあるのではないでしょうか。
一度、自分の資産の中身をチェックしてみてはいかがでしょう。

インベストメント
2007/09/09




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