坂木 司 「シンデレラ・ティース」坂木 司 「シンデレラ・ティース」
引きこもり探偵、鳥居真一を主人公とした三部作以来、
二年ぶりの、坂木氏の新作。
新書では、ずいぶん出ているようなのですが…
なにせ、文庫中心なもので、すいません。
久しぶりの、人の死なないミステリーです。
舞台は歯科医、小さなクリニックを舞台に、
歯医者嫌いの主人公、大学二年生の夏休みのサキが、
受付のアルバイトを引き受け、歯医者に来る人々の、
些細だけれども、その人にとってはとても大事な秘密を、
日々の業務の中で垣間見ていく、という連作短編。
ありそうだけれど、なかった話なのではないかと。
もちろん、年頃の大学生の女の子が主人公なので、
歯科技工士、四谷君との恋の行方は…?
歯科医と患者、歯の疾患など、
読んでいると、自分が最後にいつは医者に行ったのか、
ちょっと怖くなってみたり。
いろいろ考えさせられる一冊でした。
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