老々介護(痴呆を認知症と言うようになっているが、ここでは痴呆症と記す。)
近所のTさん宅に100歳近くになる女性の方がいる。(Nさん)宅地開発されここに住むようになってから20数年。Nさんはとてもしっかりとされており、高齢者会の行事に積極的に参加しておられた。90歳を過 ぎてもその活動ぶりは変わらなかった。95歳を過ぎた頃からお嫁さんが時々「この頃、ボケてきたのか、わけの解らんことをするので困る」とこぼすようになった。しかし、道ですれ違うと「こんにちわ、きょうは雨が降ってうっとうしいなあ」とNさんのほうから声をかけてくる。その場でするやりとりはしっかりしており、ボケているとは思えなかった。しかし、T さん方はNさんのためにかなりガタガタしていたようである。
お嫁さんの話から類推すると、『徘徊』、『夜間不眠・不穏』などが出ていたのだろうと思われる。ある日、お嫁さんが「もう、たまらん。市役所に相談に行ったら特別養護老人ホームに入るには2~3年待ちと言われた。夜は寝ないし外に出て行こうとするので・・・出られないように鍵を増やした。玄関の戸をドンドンとたたくので、玄関に布団を持って行って寝ている、3日間ほとんど寝ていない。こんなことが続いたら私らの方が先に参ってしまう」と言われた。Nさんが血管性の痴呆か?アルツハイマー型痴呆か?両方合わさったものか分からないが、家族の方たちの心労は想像に絶する。
政府は3~4年前から福祉に関する予算を減らし続けている。いつも思うことは、財政が苦しくなると何故、弱い人達の(福祉関係の)予算を減らそうとするのだろう?弱い人間を大切にしない国は何なのだろうと思うう。今のまま福祉予算が減り続ければ、Tさんのような『介護難民』は今後ますます増えていくだろう。老々介護による共倒れ、高ずれば殺人にまで発展しかねない。2025年には痴呆老人は350万人に達すると予想されている。(現在わかっている痴呆者は約150万人と言われている)いざという時、公の制度が利用出来ないとなるとどうすればよいのだろうか?
家族が出来ることは限られているが、おかしいと感じたらまず専門医に連れて行き、きちんとした診断をしてもらうことである。物忘れをよくするようになったりするとボケてきたと思いがちだが、うつ病からきているケースもある。(専門用語で『仮性痴呆』と言われている)頭の中に水が溜まったことからきている場合もある。専門医に診てもらって『痴呆症』ということがハッキリした時点で対策を考える。(対策といってもこうすればいいという確たるものはないが・・・。)
ー徘徊ー
どうして徘徊するのかは誰にもわからない。本人もわかっていないかもしれない。おそらくわからないと思う。しかし徘徊するには
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