時間堂「花のゆりかご・星の雨」手作りの深く温かいテンション

6月4日ソワレにて時間堂「花のゆりかご、星の雨」を観ました。場所は渋谷ギャラリー・ルデコ4F。

すこし早目について、中央の通路そばの席に座ることができました。つくづく思うのですが、良いお芝居ってスタッフの動きもすごくよい。今回も受付から座席の案内等、観ていて本当に気持ちよかったです。特に今回のような場所では、こういう対応が開演前から場内の良質なテンションを作り上げているように思う。飲食自由ということで、ワインやビール、主宰がつけたという泡盛黒糖梅酒なども販売されておりました。私は仕事帰りで眠くなってしまうのが怖くていただかなかったのですが、適度なアルコールもお芝居を観るときの素敵なアクセントになるように思います。

(ここからネタばれがあります。十分にご留意の上お読みください)

この作品はWIPを拝見させていただきました。で、その時も、音や役者から伝わってくるものの瑞々しさに瞠目したのですが、今回は個々からやってくるものに浸潤されるだけではなく、全体が醸し出すふくらみのようなものに圧倒されました。

冒頭の骨董屋さんでの顛末、視線、音、扇子の動き、それぞれがしっかりと観客を捉えていきます。椅子を修理している主人のしぐさにいきなり目を奪われます。小道具が極めて少ないのですが、緻密な動作は観客を迷わせることがありません。

淡く確かな光景のなかで役者、そして舞台の意図がしなやかにくっきりと観客に伝わってくる。しかもイメージの明確さが余韻を殺さないのです。

たとえば、古道具屋の手違いで他の人に渡ってしまったソムリエナイフが戻るのを待つミキと対応する店員との空気が紅茶の香りのなかでゆっくりと変わっていくシーン。バイト店員を演じた星野菜穂子の滑らかなテンションに花合咲が演じるミキの心が少しずつほどけていくところがすごく良くて・・・。

そのトーンが

(1/3) 次»

2009/06/07



コメント(0)|コメントを書く

カテゴリー一覧
最近のコメント
プロフィール

このブログを友達に教える

コミュニティ | 有名人・芸能人ブログ | ケータイ占い | ケータイ小説 | 掲示板


画面TOP↑


powered by cocolog