ズ36 ズッコケ三人組のダイエット講座

第36巻。97年12月刊です。
ダイエットのお話です。
もちろん、ダイエットをするのはモーちゃんだと、読む前からわかります。
そして前巻で書いたように、シリーズを通して三人のキャラクター設定は変化しないはずなので、モーちゃんのダイエットが失敗することも、ほぼ確信できます。次巻からスマートなモーちゃんになるわけがないのです。
ともかく「ダイエット」です。僕はちょっとげんなりしました。
理由はまず、小学生が色気づくことを嫌う僕の好みのせいです。そして、それとは似ているようでまったく違う、ある種の社会的良識の気配のせいでもあります。「小学生」「ダイエット」とくれば、必ず出てくるあれです。やれ「成長期なのに」とか「テレビの悪影響で…」などと、反射的といった感で絡んでくるこのテの良識の気配が、タイトルを目にした瞬間から感じられ、げんなりしたわけです。もちろん、ズッコケともあろうものが紋切型の良識に則るだけのお話であるはずがないのですが、どうしても何らかの妥協を強いられ内容の充実がおろそかになっているような予感がしたのです。もちろん僕も、成長期にある子供の過剰な食事制限を肯定するわけではありません。そうではなくて、このようにこんな拙文の中でも一言「肯定するわけではない」と書いておいたほうがいいんじゃないかという気にさせる、その暗黙パワーの気配が気を萎えさせたわけです。

で、内容です。
秋の身体測定の結果から始まります。春から6キロ増の159センチで69キロ。さすがにモーちゃんも気になります。ちなみにハチベエが138センチ30キロ、ハカセは144センチ31キロ。「そんなに肥ってると心臓に負担がかかって危険だ」とハカセに脅かされ、モーちゃんの減量作戦が開始されます。一日で7381キロカロリー摂っていたところを1600キロカロリーに制限する、給食すら残すような過酷な生活が始まったのです。ハチベエはランニングなどの運動を指導し、ハカセはカロリー計算や栄養管理など理論方面のアドバイスを担当します。
「禁煙とダイエットに王道なし」の格言通りにお話は展開します。小規模な成

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ズッコケ | 書籍・雑誌
2009/05/05




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