3冊目 エルリックサーガ 「メルニボネの皇子」エルリックサーガの第一巻で、マイケル・ムアコック著です。もっとも思い入れのある作品で、もう少し後で記事を書こうかと思っていましたが、ハンドルネームにしているくらいなので今回とりあげます。
[画像]評価:星5つ ★★★★★
マイケル・ムアコックの四英雄(エターナルチャンピオン)シリーズの中でも最も有名な代表作です。私は高校生の頃この本と出合い、その秀麗でありながらアイロニー(冷笑的な)たっぷりの文章表現、法(ロー)と混沌(カオス)の均衡のテーマ、剣と邪悪な魔法、魂を飲み干す魔剣「ストームブリンガー」などにすっかり心奪われ、一時期は代表的な台詞はすべて暗記してしまっていたほどハマリました(性格に良い影響を与えたとは思えませんけど・・・)。
エルリックサーガは、かつて光の帝国と称えられ、一万年もの間全人類を支配下に置いた、メルニボネ帝国の最後の皇帝であるエルリックの物語です。 「黒の剣の年代記」から引用すれば「途方もない規模の葛藤と、気高き野望の物語。魔術と裏切りと、価値ある理想の、苦痛と恐るべき歓喜の、苦き愛と甘き憎しみの物語である。これは、メルニボネのエルリックの物語。エルリックはその大半を、悪夢の中でしか回顧できぬであろう。」と記されている物語です。 ここの苦痛と恐るべき歓喜、葛藤と野望、苦き愛と甘き憎しみという相反するものが混ざり合う表現がかなり好きです。
「メルニボネの皇子」では、帝国の力も徐々に弱まる中、
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