2009/06/28 Sun *ありふれた / Eric Clapton
ありふれた。
なんて。
嫌だなと思ってた。
そんなの否だと言ってきた。
いまでも。
何処かに。根底に。
変わらないものはあって。
隠し切れないこともあるけれど。
どこにでもいる。
誰かでいいと。
ありふれていたいと。
そんな心持ちになったりもする。
そんな日々が確実にある。
『There's One In Every Crowd』'75年リリース。
前作『461 Ocean Boulevard』に引き続いてレイドバックした雰囲気を漂わすエリック・クラプトンのアルバム。
その『461~』からのメンバーにマーシー・レヴィが加わって。'70年代のクラプトンを支えた面子が揃って。
いよいよ。ペースを掴んで。のんびりとゆったりと。思うがままに気儘に歌い、奏でるクラプトンがいます。
ゴスペルやブルースのカヴァーも決して重くならず。軽やかで伸びやかで。レゲエ・アレンジも心地良さ気に。
ここまでリラックスしてしまっていいのかなってくらい。とにもかくにも落ち着いて寛いだサウンドとなっています。
やれスローハンドだ、やれゴッドだと。騒がれることに心底参っていたクラプトンとしては。降りたかったんだなと。
降りてしまって。ただただ普通に歌って奏でて。それだけをやりたかった。それだけでいたかったんだなと。
アルバムのジャケットにも、そしてタイトルにもそんなクラプトンの心境が素直に表されている気がするのです。
昔は、そんなクラプトンが物足りなくて。歌じゃなくてもっともっとギターが聴きたいんだよなと。
だから『E.C. Was Here』とかの方が好きだったんですけどね。最近は。こんなクラプトンもいいよなって思います。
ありふれた。
なんて。
嫌だなと思ってた。
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