2009/06/19 Fri *彷徨い続ける / Jimi Hendrix
こうして。
並んで。
杯を酌み交わして。
言葉を交わして。
構えることも無く。
意識することも無く。
ただただ杯を重ねて。
ただただ時が過ぎて。
率直に。そのままに。
言葉を発して。耳を傾けて。
胸元を開いて。思いを受止めて。
なぜ。
どうして。
あの頃。あの日。あの時。
こうしなかったのか。
これを続けなかったのか。
『Band Of Gypsys』'70年リリース。
エクスペリエンスを解散させたジミ・ヘンドリックスがビリー・コックスとバディ・マイルスと組んで。
バンド・オブ・ジプシーズと名乗っての同年1月1日の2回の公演で収録されたライブ・アルバム。
(英国盤のオリジナル・ジャケットがこのジミとブライアン・ジョーンズ(?)のパペットを使ったものでした)
メジャーになる前の契約に縛られての制作だったことや、自らのスタジオ作りに追われていて準備不足だったり。
諸々の事情からジミ自身はこのアルバムを評価していなくて。演奏自体にも不満があったとのことですが。
う~ん。いやここで聴ける演奏も十分に凄いなと思うのですが。ジミの目指すものでは無かったのでしょうか。
確かにヒット・メイカー、ポップ・アイコンとしての役割も(ジミの意志は別として)背負っていた当時としては。
あまりに。ゆったりと大胆なうねりを伴ったこのアルバムでの重さは異質であって。纏まりにも欠けるかなとも。
しかし。ここで聴けるこのうねり、重さが。やがて訪れるファンクの隆盛を先取りしていた感もまたあるのです。
ジミ自身も定まらず。他の2人と十分に交感するだけの時間も足りず、何かも欠けたままだったのでしょうが。
そんなジミの彷徨いの軌跡を耳にすることには十分すぎる価値が
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