そ つ ぎ ょ う卒業式の向こうには新しい暮らしがあって、背が伸びて、好きになった男の子と、Kissができる勇気が生まれたらステキな恋ができ、ちっちゃい子供達に、優しく微笑むことができるようになれば、ステキな愛がわかって、そして、おかぁさんになれるのだと思っていた。
筋肉はついてはいたけれど、男の子達とおんなじの、お陽さまに焼けた棒のような足と手と、まっすぐな身体で、野球をし、波に乗り、自転車で走り回っていた。
入退院の繰り返しから、少し遠のいて、それまで一人で外で遊べることはなかったので、吸入薬をポケットに入れ、父に教わった遊びに熱中し、男の子達と遊びまわっていた時期がある。
体育の着替えは、もう早くから女子と男子は別々で、オクテな私は意味も良くわからずに、「男子ってイヤラシイんだから」なんて、友達の話を、ウンウンって聞いていた。着替えの時に見る同級生は、もうブラジャーをしている子も多く、胸のふくらみに何故かドギマギしてしまい、なんだか自分が男子であるような、錯覚を覚えたりもした。
そんな日の夜に見る夢は、ある日目が覚めると、胸がぷっくり出ていて、よかったなぁって安心してみたり、突然ちんちんが生えてきて、慌てて隠して、トイレで確かめる変な展開だったりと、いま思えば、少しずつ性に気が付く、そんな頃だった。
病気がちだった私は、周りの友達が、一人また一人と生理が始まり、身体が少しずつ女の子になっていくのを、少し羨ましく見ていた。
中学に上がっても、まだ生理はこなくて、二回目の夏が来て、プール授業の着替えの時に見る同級生のカラダはもう、ほとんど女の子で、チラッと盗み見する下半身にも、私には無い茂みがあって、ロッカーの隅っこで、誰にも見られないように、急いで着替えをしていた。
心配した母親が、女医さんのいる病院に連れていってくれたのは、その年の秋で、検査して、診察してくれて、「遅れているだけで健康ですよ。」ってお墨付きはもらえたけど、母に頼んで、パット入りのブラジャーを買ってもらい、ほとんどふくらんでいない胸につけて、私は学校へ通った。
学校にいるとき、そして同性の友達といるときに、その事はすこし気になってはいたけど、その頃好きだったことで遊ぶには、男の子のようなカラダは都合が良かったし、便利でもあった。
水着で女の子だとは判るけど、子供っぽい容姿のおかげで、みんなからは性を意識せずに、可愛がってもらったし、ちっちゃい子たちからは、同類で一番でっかい奴だと思われていたようで、私の海での暮らしは、おんなじスタンスで何年も続いた。
初めての生理を迎えたのも、海だった。朝からシクシク下腹部が痛い感じはあったけど
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