クヌギの樹液にて・・・ボクトウガの幼虫とスズメバチ

 夕食後、今年はじめてのクワガタ目的の観察に出かけた。いずれも自宅の近所だ。
 最初の場所は、我が家から津駅に向かう途中にある。ちょっと前に昼間に通りかかった時、樹液が醗酵する良い匂いがしていたので、期待できる場所だった。
 まず見つかったのはスズメバチ。よく見てみると、そのすぐ先にボクトウガの幼虫が頭を出しているのに気が付いた。ボクトウガの幼虫が樹皮を齧って、そこから滲み出した樹液が醗酵し、ボクトウガの幼虫が醗酵した樹液に集まる昆虫を捕獲して食べるのを発見したのは、香川大学の市川俊英先生だが、その発表を初めて聞いたときには大変驚いた。その驚異的な事実も、こんな身近な場所で行われているわけで、それに気付くか気付かないか、というところで観察能力が問われるように思う。

 場所を変えて、我が家の裏の崖の上にあるクヌギに向かったが、そのクヌギには樹液が出ておらずダメだったが、その近くのコナラの木から僅かに樹液が出ていたらしい。近づくとポトッと何か音がしたので下を探すと、見つかったのはヒラタクワガタだった。もちろん、今年の初物だ。小さいコクワガタもいた。
 さらに別の場所を回り、最初の場所に戻ると、スズメバチはいなくなり、ボクトウガの幼虫がもっと外まで出てきていた。スズメバチがいたときには、多少は遠慮していたのかも知れない。ここまで出てきていると、けっこう大きな個体だと実感できる。

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2009/06/19




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