言い伝え「コンニャクイモは梅の木の下に植えるという伝承があるんです。今では畑一面に植えていますが、昔は自家用のコンニャクを梅の木の下に植えていたんですね」
農文協の編集者がそんなことを話してくれました。
どういう効用があるかは分かりませんが、長年の経験からきた言葉でしょう。
こんな言い伝えもあると、笑ったことがあります。地区の酒席での話です。
「俺んちは、ごぼうは作っちゃならねえって、家訓があるんだ。だからうちの畑はごぼうを作ったことねえけどよ、なんで作っちゃなんねえのか、よく分からないんだ。単にうちのご先祖様が怠け者だったからかもしんねえな」
でも、その後先祖様の気持、分からないでもないのです。
このあたりの土地は、粘土質の強い黒土で、よくいも掘りの時期になると子供たちが茎をつかんで引っ張りあげている映像などテレビで出ますが、うちのいも掘りは、スコップで掘りあげないととても出てこない、そんな土なんです。
私もごぼうを作ったことがありますが、味のいいごぼうが出来たけれども、掘り出すのが大変でした。1メートル以上も掘ると、数本掘っただけでエネルギーを使い果たしてしまったことがあります。
そこの土地と作物は、味と作業に深い関係があるんですね。
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