比重はビックリ係数

 学校時代に習った「比重」なんて日常生活には無縁かと思っていた。

 体積に比重を乗じれば重さになる。一辺が10㎝の立方体では、水の場合は1㎏の重さ。同じサイズでもこれが比重7.87の鉄の場合は、重さは約7.87㎏≒8㎏となる。案外重い。理屈では分かっていたけれど、実際に鉄を持った時、初めて比重を実感出来た。何しろ重たい。見た目とはまるで違う。何だ、この重さは。重たい鉄を持ち慣れると、比重が2.7のアルミなんて、軽い、軽い。

 手に持って初めて実感出来る「比重」は、見た目の予想を裏切る驚きの度合いみたいなもんだ。比重なんて云わないで、ビックリ係数と云った方が余程分かりやすい。

 水の入った18㍑(18㎏)のポリ容器に鉄が詰まっていたら、約142㎏にもなる。とっても持てやしない。金の比重は19.32。鉄の2.45倍。ポリ容器では約348㎏にもなる。物凄い重さだ。わずか10cmの立方体でも金は19.32㎏≒20㎏。 タングステンも19.3でほとんど金と同じ。以前、タングステンの塊を持ったことがあるけれど、その重量感に驚かされた。重たいと云われる鉛の比重が11.36。タングステンに比べれば軽いものだ。銅は8.96。鉄より重いけれど、やはりタングステンの比ではない。

 ちなみに、タングステンは希少金属(レアメタル)ながら軍事面や産業界に欠かせない金属。世界中がその確保に躍起になっている。こんな重たい金属を採掘するのも骨が折れるだろうね。金も同様だけれど…。

日記・コラム・つぶやき
2007/08/11



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